2008年09号ジャンプ感想








るろうに剣心  第一幕「剣心・緋村抜刀斎」



ずいぶん時間が経ったんだなあ…というの感想の一番。
最近の本誌でもちょこちょこ見かけたりするのであまり自覚はなかったんですが、るろうに剣心って言ったらもう約15年も前の漫画だったんですね。ぜんぜんそんな風には思えてなかった。
1994年ですよ、1994年。年季を感じます。

いろんな面で時代を作ったと言えそうなこの漫画ですが、この第一話は、まあ普通、かなー。
一見すると頼りない優男が実は伝説の…!という流れも、まあ「ジャンプ伝統のテンプレート!」といった感じですしね。目新しさはそれほど感じませんでした。
「逆刃刀」の設定も、この時点ではそれほど大きな意味を持つ感じではありませんし。(といいますか、この設定はこの時点では「剣術バトル漫画なのに斬っても死なないってなんなんだよー、変じゃねー?」的に思ってしまうマイナス要素だったとも思います。でもまあ、この設定に絡んだお話は後にどっぷりと深く描いてくれたのでオールオッケー。むしろグッジョブ)

ただ、「主人公の男が無闇にカワイイ、しかも28歳」というのは完全に新しい方向性だったような気がします。
ヒロインより明らかに可愛らしいヒーローって何なのさ。薫いみねーなー。



DRAGON BALL  其之四百六十六 黒幕の最後


「トランクス………」
「ブルマを…大切にしろよ…」


そんな、こんな場面でいきなり男性用下着&体操服を大事にしろよなんてシュール発言されても…!

改めて考えるとドラゴンボールのキャラ名って思い切りが良すぎですよね。
特にブルマ一家なんてスゴイことになってますよ。
トランクス、ブルマ、ブラにブリーフにパンチー(仮)。どこの変態仮面ですか。どうかと思う。
しかしながら、本当にスゴイのはこんな愉快な名前でありながら全く違和感なく作品に溶け込んでるところです。「トランクス」なんて名前もむしろカッコイイくらいに思っちゃいますからね。慣れってのは恐ろしいなあ。

そんなわけで、この号のべジータは相当かっこいいはずなんですが、何か妙なところが引っかかったらカッコイイのか何なのかよく分からなくなってしまいました。
いや、カッコいい、よ…? たぶん。



SLAM DUNK  #173 集中力


魚住、キャラ掘り下げな回でした。
敵チームの一キャラなのに、なんでこんなに力を入れて描くのかってくらい丁寧なお話ですよ。あー、イイなあもう。
一話まるまる回想に使って、3年前からの赤木との対決・因縁を描いて、そうして辿り着いた結論が

「オレはチームの主役じゃなくていい」

コレ。もう痺れるの何のです。
赤木には一歩敵わないことを認めて、自分が主役になるのではなくチームのためにサポート役に徹する。
自分がメインでなくても、自分の仕事・役割をキッチリこなそうとするそののがたまらなくカッコいいです。脇役かくあるべしですね。
いい漫画ってのは敵役・脇役までいい仕事をしてるんだよなあ、というのを改めて思い出しました。
魚住いい男だよ! ナイスゴリラ!




キャプテン翼  第2話 インテルへの扉!の巻


「葵新伍(青い信号)は走り出したら止まらないぜ!」


この回には直接関係ないんですが、後に葵新伍くんのライバルとして「赤井止也(あかいとめや)」くんが出てくるんですね。
『青い信号』のダジャレもどうかと思ったんですが、赤井くんのネーミングの投げやりさには感動すら覚えました。
青信号のライバルが赤信号って。しかも名前が「止也」って。
ご両親はこの子にどういった願いを込めてこの名前を付けたのでしょうか。
「とにかく他人を阻止してほしい」「自分の成長を止めてほしい」とかいったところでしょうか。
いずれにしろプラスな意味が全く思いつかないのですが、この名前付けが赤井くんの少年期~青年期の人格形成に影響が無かったかとても心配です。


あと、この回の中ほどで「セリエAの生プレイを見た新伍が『本物のサッカー』に感動して涙を流す」というシーンがあるんですが、なんというか、今までの翼くんたちを見ている身としては微妙に納得できないような複雑な気分です。
現に後半パートの新伍は『シュート→弾かれたボールをそのままオーバーヘッド』という超人技を見せつけてますしね。
力関係がよくわからんです。君、セリエA見て感動してたけど、君のが凄いプレイできるんじゃないのか??



とっても!ラッキーマン  Lucky34:ラッキークッキー続々々々・地球最大の危機~の巻~


社会派ラッキーマン…!
久々に見るとラッキーマンがやたら重いテーマで展開してるように見えて困る。

・今の宇宙人口は600兆
・でも食料は100兆人分しかない
・50億の人間に犠牲になってもらえば3兆人分の食料が確保できる
・だからその食料政策の一環として地球は犠牲になってもらう

このボスの行いは、どこかの騎士王さまもビックリなほどに重くて小難しいお話ですよ。
一つの村を干上がらせる代わりに幾つかの村を救う。人道だとか命の重さだとか、いろいろな事を考えてしまいますが、とりあえず言えるのは「間違ってる」と断定するのは決してできない、ということです。
犠牲にされる側の立場としてはコレに抵抗するのもごく自然なことですが、「十生かすために一殺す」を正しくないと言い放つことはあまりできることではないでしょう。難しいものです。

でもまあ、実際のこの漫画での展開では

ラッキーマン「そんなのやだ」
  ↓
とりあえずボス倒す
  ↓
なんかラッキーで500兆人分の食料できた
  ↓
解決!ラッキー!

と、あくまで軽く明るく解決するんですけどもね。
それでもやっぱり、何か落ち着かないものが心に残るのは確かです。
ラッキーマンはときどき妙に重かったりグロかったりする話をするんだよなあ。絵柄のわりに。



こち亀  ○1994年米騒動!の巻


「いずれ国産米が安定供給されたら『ブレンド米』なんて消えてしまうかもしれませんよ」
「今食べておくのが一番トレンディーです!」
「そういえば平成6年に『ブレンド米』があったね!と」
「何年か前にそんな話が出た時『私食べましたよ』と言ってごらんなさい」
「それはすごい!貴重な体験だ!」
「『あのブレンドはまろやかで実に美味だったよ』……と大いばりできます!」


そういえば平成6年にブレンド米があったね!
懐かしいどころの話じゃないですよ。カンペキ忘れてたなあー…。あったあった。
自分も食べてたのは間違いないですが、流石に味までは思い出せません。でもとりあえずまろやかではなかった気はする。

それにしても、ああ、この頃の両さんはカッコいいですねえ。
ちょっとくらいの苦境であっても、『今現在の状況』を積極的に楽しもうという意気込みが感じられます。
「人気ないソフトは安くて私なりのやり方で楽しめるのでお得ですよ!」のセリフも同様ですね。
ゲームにしろ食生活にしろ、自分なりにポジティブに楽しもうという姿勢がとてもステキです。まじめに尊敬できる。
こんな風に生きられたら楽しいだろうなあ。

しかしこの漫画は相変わらず文字が多いなあ。



ジョジョの奇妙な冒険  ☆敗北感…!


「もう一回言うぞ…『ちっぽけなクソガキに……』バレたんだ…」
「おまえはバカ丸出しだッ! あの世でお前が来るのを楽しみに待っててやるぞッ!」
「野郎ォ―――――ッ!!」
「くそったれが~っ、なんだこの敗北感は…?」


康一くん、なんというはなはだしい成長ぶり!
死の間際に、これから自分を殺す相手に向かってタンカを切るほどにまでなった康一くん。初登場時の小動物のようだった康一くんが嘘のようです。
そう、康一くんはスタンドパワー的な意味でも確実に伸びてはいましたが、本当の意味での『成長』ってのは、こういった意思の強さの成長のことを言うのだと思うのですよ。
康一くんは良い成長をしたんだなあ…。感慨深い。

そう考えると、「ムヒョとロージーの魔法律相談事務所」のロージーはココがいまいち足りてなかったような気がします。
何何の術を使えるようになりましたー、とか言っても、普段のしぐさなんかは今までと変わらずオロオロワタワタしてるだけでしたしね。
いくら力が強くなったって言っても、あれじゃあんまり成長したように見えなかったのですよ。惜しい。



地獄戦士魔王  第12話 魔王、秘密計画発動す!


この1ページだけ見るとホラー漫画チックに見えてしまうかもしれないという恐怖。
本当にどうでもいいですが、「魔王」は1ページだけ抜き出して引用、というのが難しいですね。漫画のつくり的に。



さらにどうでもいいですが、野獣って一体何なんだろう…。
今になって見るとずいぶん不可思議な造形をしてるんですが…。いやかわいいですが。
なんだこれ? くま? ねこ?



新ジャングルの王者ターちゃん  No.300 アペデマスの選択の巻
 

「タヒム?」
「獣人バルカンと私の子供よ」
「生きていればきっとたくましい戦士に成長しているわ」
「感じるのよ、生きてるって」


それターちゃんだろwwww小芝居乙wwwwww

と言いたくなるようなわりとあからさまなフリなんですが、それすらギャグにしてしまうのが徳弘先生のスゴ味。
マジメなストーリーの間でも必ずギャグを挟んでくれるんですよねー。
今週は他にも「ナパ爺さんの埋葬」という結構重いシーンがあったんですが、そこでも容赦なくギャグを入れてきますし。
ギャグ漫画描きとしてのプライドって奴ですね。嫌いじゃないぜ、そういうの。



ジャンプ放送局


しかし、今思うと、えのんって一体何者だったんでしょうね…?
「借金がたくさんある社長さん」ってくらいは知ってるのですが、なんでこんなに(コーナーのひとつになるほどに)読者人気が出ていたんだろう??
自分がジャンプ読み始めて物心ついたら既にそこにいたので、成り立ちやら何やらがいまいちわかってないのです。
えのさんってどこから来たんだ??
普通のおじさんなのに(多分)、一体どういう経緯でこんなにもピックアップされてるんだろう?



幽☆遊☆白書  ★幽助の土産



NINKU~忍空~  Vol.43 戦い、その行方



BOY  #68 ネズミ



ダイの大冒険  第219話 聖なる継承の巻



ろくでなしBLUES  Vol.287 Kick the wall



ボンボン坂高校演劇部  第84話 伝説の男「花吹要」の巻



影武者徳川家康  第8話 破滅の美徳!の巻



DNA2  DATA.33 さあ特訓!



翠山ポリスギャング  FILE.12 捜査課課長 狭間



地獄先生ぬ~べ~  #32 妖怪ろくろ首の巻



王様はロバ  第5話どすえの巻






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